強い向かい風に吹かれて鼻をかすめるのは、木の香りだと思う。世界最大級の木造建築となる大阪万博のシンボル、大屋根(リング)が遠目にある。

万博会場の最寄り駅「夢洲」が先日開業した。大阪メトロ中央線、つい最近まで終点だった「宇宙広場」の某管理局にて任務を終え、一駅先の夢洲まで足を延ばしてみることにする。世界から万博を訪れる人たちが通りすがりに「宇宙広場」に目を止めドコガ?と訝しがりはしないだろうか、クダラナイ心配が頭をよぎる。


夢洲行きの新型車両400系がスマートでイカシている、コッチには「宇宙列車」くらい名付けてもいい、イヤよくない。連結部のドアもシースルー、視界が広く見通しがいい。駅構内の空間も広く、新しく、ツヤっぽい。この光景をゆったり味わえるのも今のうちか。

都市部における最重要施設と言えばやはり、トイレだろう。
ALL GENDER TOILET
複数形gendersではないだろうか、クダラナイ疑問が頭をよぎる。大都会大阪市民の私でさえ初めて見るタイプ、ワクワクしながら踏み入れた内部は、フツーのトイレであった。

リングを観にまた、きっと来る・・・