万博ヤード。まいど地下鉄で向かう。コスモスクエア駅を出ると流れるアナウンス「次はいよいよ、夢洲です」「イヨイヨ!」乗客がざわめく。このシーンに居合わせるのも残すところ一回きりかと思うと切ない。
ルーマニア館を出たあとはもう、当日予約も厳しいだろうとショーや展示などぶらり旅へ。
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「アゼルバイジャン伝統音楽の魅力」何かしら古風な楽器でも聴かせてもらえるかなと、少し離れたベンチでハニーチーズナンを頬張っていると、黒のワンピース、どう見ても今風のシンガーが颯爽と現れた。アゼルバイジャン♪以外の歌詞はわからない。これは伝統音楽なのか。迫力ありすぎて、格好良すぎる。ナンを急いで平らげて舞台そばへ向かう。
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アゼルバイジャンの有名な女性歌手は?AIに問うと5人ほど挙げられたがイマイチ合致せずあきらめる。動画で撮った曲をあとでShazamに聞かせたら一発で出てきた、Çinare Melikzade。声、眼力、髪型、一曲目はまぎれもなくこの人この歌であった。
続いての登場は、科学者!カランタル・カリル氏、日本在住40年。光に関する技術開発で100件以上の特許を持っています、技術の論文や本も日本語で書いています、インターネットで調べればすぐ出てきます・・・日本語での自己紹介もあざやかにしてユーモラス。民族について語られた。アゼルバイジャンもトルコ系。日本ではトルコ以外あまり知られていないが、ウズベキスタン、カザフスタン、キルギス、トルクメニスタンなどなどもそう、ユーラシア大陸に広く分布する。言語的にはトルコ系、モンゴル、韓国、日本はルーツを共有するとの説もあると。カランタル氏の熱弁やお顔立ちから、同国への興味と親近感が一気に増す。
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そして出ました伝統音楽・伝統舞踊。なぜソコに日本人?と驚かされつつ。ペアの踊りは男性が女性に謝る趣旨らしい、まさにそうとしか見えなかったりして苦笑、微笑。最後は、結婚式での定番とのこと、皆で手をつなぎ輪になって、祝福ムードいっぱいのフィナーレ。
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予備知識ほぼゼロの状態から、万博で、心理的に急接近した2か国目、アゼルバイジャン。出会いは偶然、継続は意志。ぜひとも注目し続けたい









