ホーチミン市、バス運賃を期間限定で無料化 雑感

社内のベトナム人メンバーN君によると、ホーチミン市でバス代が無料になっているらしい。

報道もある。

バス運賃を期間限定で無料化
《JETRO ビジネス短信 7月3日》

Ho Chi Minh City announces 134 free bus routes from July
《VnExpress 6月23日》

バス運賃無料化、開始1週間で利用者数+33%増
《VIET JO 7月11日》

 

そんな市バスに15年ほど前か、私も興味本位で乗ったことがある。

運賃は当時の日本円換算で10円ほどだったのを覚えている。乗客と見分けの付かない

私服車掌のオニイサンが、混み合う車内をすり抜けて迫って来たので10円相当札を手渡すと

アッサリ戻って行った。残念ながらボッタクられたりしたエピソードはない。

 

「2025年の交通需要の全体に占める公共バスの割合は約1.6%」そこまで少なくない印象だが、

ベトナムと言えばやはりなお圧倒的にバイクだろう。

バイクはオトナ2人イヌ3匹までOK、知ランケド

市内移動の大半が実際バイクなのか、大阪と比べたらどうなのか。

AIが過去の公式・非公式複数の資料から数値を組み合わせた推定の交通手段分担率は次の通り。

ただし、ホーチミン市の「徒歩」と大阪市の「駆け足」は私の恣意的な埋め合わせによる。

 

バスの割合は大阪と同程度のようだ。大阪市内は地上も地下も鉄道網が広がっており

大いに使われてもいるので、それが38%なら対比して1.5%は納得感がある。

ホーチミン市内の1.6%は実際より少ない気もするが、よく見かけるのはおそらく

郊外と行き来する中長距離バスであろう。鉄道が普段使いになりにくいのは明らかで、

クルマや自転車もさほど多くない。

そして、ベトナム人は歩かない、とは数十年来私たちも目撃し数多実証され続けてきた定説である。

イヤ歩かないとの断言は失礼だ、3分まで歩ける、ウルトラマンのごとし。

ホーチミンのバイク86%は盛り気味にも見えるが、生活習慣や道路交通事情、地理環境も鑑みると、

妥当な数値にも思える。

ホーチミン市は昨年、行政区画が再編されて面積は以前の3倍、人口は1.5倍に増えている。

のを差し引いても、広い。ドアtoドアで移動できるバイクが抜群に実用的な交通手段である状況は

なかなか変わりそうにない。

 

そんなバイクも、電動化が進んでいる。ベトナムで保有されている全バイクの電動比率は

まだ4~5%だが2025年に新車販売されたバイクの電動比率は20~22%だという。

 

冒頭にあげたニュースによると、公共バスは「現在の運行台数2,432台のうち67.8%が電気または

再生可能エネルギーを動力とする車両」。主力はベトナムメーカー製だ。